健康

新型コロナウイルスって赤ちゃんや子供に感染するの?効果的な予防方法についてまとめました。

最近、騒がれている中国で発見された新型コロナウイルス。中国では1/24から春節の大型連休で、ある調査によると人気渡航先ランキングで日本は1位なんですって。新型コロナウイルスに接触した旅行者が日本に訪れることが考えられるそう。赤ちゃんや小さなお子さんがいる方は心配ですよね。そこで、赤ちゃんや子供へ感染するのか、新型コロナウイルスの現況と症状、感染対策についてまとめさせていただきます。

2020/1/25、1/27に追記させていただきました。

新型コロナウイルスの赤ちゃんや子供への感染例は?

新型コロナウイルスは赤ちゃんや子供に感染するの?

現時点で、厚生労働省からは、赤ちゃんや子供に感染するとも感染しないとも発表されていません。

※1/25追記→1/22中国政府の保健当局は、「ヒトからヒトへの感染がある」と認めたうえで、今までの例を見ると、子供や年少者への感染の可能性は低いのではないか、という見解を示しています。さらに、「ウイルスが変異する可能性があり、さらに感染が広がるリスクがある」とも述べています。しかし本日、国では2歳の女の子の感染も確認されたと報道されています。

ただ、19日時点で武漢市の死者が3人となっていますが、うち年齢が公表されている2人は61歳と69歳の男性。そのうち1人は肝臓病と悪性疾患の持病があったことが分かっています。また、18日19日で新たに発症した患者の年齢が25~89歳であることを思うと、赤ちゃんや子供だけ特別に警戒する必要はないのかもしれません。しかし高齢者や基礎疾患のある者に感染した場合、重症化する恐れもあることから注意は必要です。



新型コロナウイルスって?症状と現状

2019年12月末、中国湖北省武漢市で病因不明の肺炎の集団発生が報告されました。1月9日、中国当局は、このウイルス性肺炎の原因が、新しいタイプのコロナウイルスであると同定しました。すでにわかっている他のコロナウイルスとは異なるものであったことを報告されています。

厚生労働省からも、「原因物質は、まだ特定または確定されていません」と発表されています。

※1/25追記→1/23には、新型コロナウイルスの感染源は市場で販売されていたヘビの可能性があるという論文が発表させました。しかし、一部の専門家らからは反論も続出しているようです。

この集団発生で報告された患者の症状は、主に発熱や咳で、一部の少数の患者では呼吸困難があったり胸部レントゲン写真において両側の肺浸潤影を認めたようです。現在の調査の結果からは、ヒトからヒトへの容易に伝播することはなく医療従事者の間で感染は発生していないことがわかっています。

新型コロナウイルスの現状として、1月18日19日で新たに25~89歳の男女136人の発症を確認されており、1月20日時点で、中国国内での感染者は200人を超え、死者は3人になっています。日本やタイ、韓国などでも感染が確認されています。

1/28追記→死者は106人、感染者は4500人以上となっています。



新型コロナウイルスの感染経路は?

現時点では、感染経路は不明です。※1/27追記厚生労働省からも、ヒトからヒトへの感染を認めると発表されています。また感染の程度は明らかになっていないとも発表されています。

夫婦間の感染例があることから、ヒトからヒトへの感染する可能性を示しています。しかし、これまでに確定している患者について、感染が確認されているのは、家族内など限定的であることから、ヒトからヒトへの感染力は高くなく家庭内や病院内の濃厚な接触など限定的な環境でのみ感染しうるということが考えられます。

※1/27追記→厚生労働省から、潜伏期間は現在のところ不明ですが、他のコロナウイルスの状況などから、最大14日程度と考えられるとの発表もされています。



新型コロナウイルスの赤ちゃんや子供への予防法で効果的なものについて

上記で書いたように、現時点では感染経路は不明ですが、ヒトからヒトへの感染力は高くなく、家庭内など限定的であることを考えると、一般的な感染症対策が有効であると考えられます。

こまめな石鹸と流水での手指洗浄と、アルコールによる手指消毒。また外出時や風邪の症状がある時はマスクを着用することも大事です。

とはいえ、赤ちゃんがそれらを行うのは難しいので、赤ちゃんの感染対策の前に、赤ちゃんのお世話を日常的にする大人が感染対策を徹底する必要があるかと思います。

大人が感染対策をして家庭にウイルスや菌を持ち込まない。赤ちゃんが人混みなどに行ったり、不特定多数の人が触ったもので遊んだりした場合は、除菌シートで手を拭いてあげるなども有効かもしれません。

1/27追記↓

厚生労働省からは、新型コロナウイルスの現状からは、中国国内ではヒトからヒトへの感染は認められるものの、日本でのヒトからヒトへの持続的感染は認められていない為、過剰に心配することなく、インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの感染症対策を行うように、と推奨されています。また、手指や皮膚の消毒を行う時は消毒用アルコールが有効であることも発表されています。

そのため、上記でも書いたように、普通の風邪と同じような予防法で、外出時のマスクの着用、手洗いと手指消毒、うがいなどを積極的に行っていきましょう!



コロナウイルスについて

そもそもコロナウイルスって?

コロナウイルスとは、電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、球形で、表面には突起が見られます。形態が王冠“crown”に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する“corona”という名前が付けられたそうです。

コロナウイルスにはたくさんの種類があります。その中でも、ヒトに感染するコロナウイルスは全部で6種類。

4種類が日常的に感染する風邪のコロナウイルス。1種類は、SARS(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)、もう1種類は、MARS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)。

SARSとMARSもそれぞれ数年前に話題となっているので、覚えている方も多いと思います。それぞれ、簡単に特徴を説明させていただきます。



風邪のコロナウイルス

ヒトに日常的に感染するコロナウイルスには4種類あります。

風邪の10~15%(流行期35%)はこれら4種のコロナウイルスを原因としているそうです。冬に流行のピークが見られ、ほとんどの子供は6歳までに感染を経験する。多くの感染者は軽症ですが、高熱を引き起こすこともああります。

SARS(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)

SARSは、コウモリのコロナウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こすようになったと考えられています。2002年に中国広東省で発生し、2002年11月から2003年7月の間に30を超える国や地域に拡大した。2003年12月時点のWHOの報告によると疑い例を含むSARS患者は8,069人、うち775人が重症の肺炎で死亡しました(致命率9.6%)。ヒトからヒトへの伝播は市中において咳や飛沫を介して起こり、医療従事者への感染も頻繁に見られました。死亡した人の多くは高齢者や、心臓病、糖尿病等の基礎疾患を前もって患っていた人であった。子どもにはほとんど感染せず、感染した例では軽症の呼吸器症状を示すのみでした



MERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)

MERSは、ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスであるが、種の壁を超えてヒトに感染すると重症肺炎を引き起こすと考えられています。最初のMERSの感染による患者は、2012年にサウジアラビアで発見されました。これまでに27カ国で2,494人の感染者がWHOへ報告され(2019年11月30日時点)、そのうち858人が死亡した(致命率34.4%)。重症化した症例の多くが基礎疾患(糖尿病、慢性の心、肺、腎疾患など)を患っていたことが解っており、高齢者や基礎疾患をもつ人に感染した場合にのみ重症化すると考えられています15歳以下の感染者は全体の2%程度ですが、その多くは不顕性感染か軽症です。ヒトからヒトへの伝播も限定的ではあるが、病院内や家庭内において重症者からの飛沫を介し起こります。市中でヒトからヒトへの持続的な感染拡大が起こったことは一度もありません。

(国立感染症研究所HP参照:https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html

現在わかっているコロナウイルス感染症は、風邪のコロナウイルス以外は、子供はほとんど感染せず、重症例は少ないようですね。これを知って少し安心しました。

 

現状については、1月20日時点で分かっていること、報道されていることをまとめたものです。今後、さらに調査が進んで新たな発見があるかもしれません。

現時点の情報だけ見ると、赤ちゃんや子供への感染を必要以上に心配することはないのかなぁと、個人的には感じました。過度に心配し潔癖になる必要はないように思いますが、大事な赤ちゃんに危険のないように、標準予防策を行っていきましょう!